第19章 B・W
ナミったら、アラバスタ王国へ送り届けるって言い切ったね。あんなに泣いて叫んで拒んでたっていうのに。…私、ナミのそういうとこ好きだよ。ところで5人って…それは私も入ってるの?全然役に立ててない私も入ってるの?なんとなく複雑である。
「急ぐわよ!!!」
「うんっ!!」
2人がメリー号へ走り出した。もちろん私も追うために走り出す。………が、
「……………ふふふ…」
「………………え?」
振り返る。まだまだ爆発による発火はまだ海を支配していた。その中で、バラバラになった舟だった板の上に乗って微笑んでいる人をみた。
…あれは、女の人……?
「………………、」
目があった!!……気がした。何かヤバイ気がして、怖くなったということもあるけども私は全速力で走った。