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異世界人の冒険

第19章 B・W


「ご安心なされいっ!!!」

大きな声が響いた。その元凶は……っ!?

「ダイ…ゴホッ!!マ〜ママ〜〜♪大丈夫!!私に策がある!!」

「イガラム……!!その格好は!?」

なんというか…とても強烈な顔をしてらっしゃる。多分…多分服的にビビのだからカモフラージュ的なことをしたいんだけど…これはビビにも失礼ではないか?

「うはーっ、おっさんウケるぞそれ絶対!!」

「もうっ…バカばっかり。」

「いいですか、よく聞いてください。B・Wにかかれば今すぐにでも追手はやってきます。“Mr.5”ペア没落となればそれはなおのこと…!!参考までに言っておきますが、今でこそ“七部海”である彼に賞金首は懸ってませんが、B・Wのボス、海賊クロコダイルにかつて懸けられていた賞金は額は“八千万ベリー”。ところで王女をアラバスタへ送り届けて頂く件は……………」

「ん?何だそれ。」

「こいつをウチまで送ってくれとよ。」

「あ、そういう話だったのか。いいぞ。」

そんな簡単にOKだしていいの!?本当に七部海相手にしてるってるのかな?というか、事の重要さを理解してないよね。

「八千万ってアーロンの4倍じゃない、断わんなさいよ!!!」

「………もう諦めようよ、流れが決まっちゃってるよ…」

ナミはずっと泣きっぱなしである。どんどん悪い方向へ行っていくのにそれに抗おうとしているナミが哀れになってきた。

「では王女、アラバスタへの『永久指針(エターナルポース)』を私に。」

「エ…!?エターナルポースって何…!?」

「ん?ご存じないか。言ってみれば記録指針(ログポース)の永久保存版。記録指針(ログポース)が常に次の島、次の島へと船を導くのに対し一度記憶させた島の磁力を決して忘れず、たとえどこへいこうとも永久にその島のみを指し続けるのがこの『永久指針(エターナルポース)』。そしてこれはアラバスタの地の磁力を記録したものです。」

これを持ってればいくら迷子になる人でも島へ帰ることができるわけだから便利だよね。
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