第19章 B・W
「……はぁ…なにやってんのあいつら。」
ナミが動き出した。呆れたナミが少し怖かったりするが、中々の激戦であるので私も見に行ってみる。建物の角を曲がったところでルフィとゾロが戦ってるのが見えた。…え?ゾロとルフィが戦ってるの??
「………あいつらぁ…。」
ナミが二人の気迫に負けないような気迫を出してルフィとゾロの元へと行ってしまった。すごいな、ナミ。
「「ゴチャゴチャうるせぇな!!!邪魔だァ!!!」」
さっきイガラムが言っていた強さが異常なMr.5と、Ms.バレンタインがルフィとゾロの手によってふっとばされた。
「うざってェ!!!」
「何だあいつら。」
「………さぁ、決着つけようか。」
「おお。」
また始まってしまう…が、ナミが拳を出したところでこのあとどうなるか予測がついてしまった。
「「うおおおおおぁぁぁ!!!」」
「やめろっ!!!」
あぁ、ほらナミが二人を思いっきり殴り飛ばした。普通の戦闘は二人のほうが強いのに、こういうのはナミの方が強いってどういうことなんだろうね。
「あんたらねェ、一体と何やってんのよ!!まァ一応あの子を守れたから結果よかったものの。危うく10億ベリーを逃すとこだったのよ!?分かってんの!?」
怒るところはそこなのね…
「…あなた達…何の話を…どうして私を助けてくれたの!?」
あれ、ビビいたんだ。超カルガモのカルーに跨って呆然としていた。
「………そうね、その話をしなきゃ…ちょっとね…契約をしない?」
「契約?」
そこは取り引きじゃないんだね、契約の方が確実性あるけども。ビビからしたら普通の海賊にしか見えないんだろうなぁ…金をせびる海賊。
「あばれるなっ!!」
ナミが頬をつねってた二人ももう一発ずつぶっ叩いた。ナミの間で喧嘩するなんて度胸あるな二人とも。ここは私が仲裁になってやろう。話が進まない。