第17章 約束
「ゴムゴムのぉぉおおお…“生け花”!!!」
…………はぁぁ!!?何やってんのルフィ!?メインマストをわざわざラブーンの上にある傷にぶっ刺して…
「………ありゃマストじゃねぇか?おれ達の船の…」
「そう、メインマストだ。」
ブオオオオオオオオオオオオオオ!!!!
ラブーンは痛さでなのかブンブン降って暴れだした。てっぺんからは微量だが私達にとっては大量の血が吹き出した。
「「「何やっとんじゃお前〜〜〜っ!!!!」」」
「船壊すなぁ!!」
ラブーンはてっぺんに突き刺さったマストごと私達がいるこの双子岬にぶつかってきた。が、さらに深くなったみたいでもっと暴れだした。ルフィが下敷きになったが、あいつはゴムだから大丈夫。ルフィはすぐに起き上がってラブーンの目を攻撃した。が、ラブーンが頭突きを食らわしてルフィは灯台にぶちあたった。
「ルフィ!!てめぇ一体何がやりてぇんだ!!!」
「ルフィ!!私は確かになにかできないか、って言ったけど、これはやり…」
「引き分けだ!!!!おれは強いだろうが!!!!」
「………すぎ………って、え?」
ラブーンも何か分からずに、険しくなっていた目を元のキョトンとしたら目に戻し大人しくなった。もしかしてルフィ……
「おれとお前の勝負はまだついてないから、おれ達はまた戦わなきゃならないんだ!!!お前の仲間は死んだけど、おれはお前のライバルだ。おれ達が“偉大なる航路”(グランドライン)を一周したら、またお前に会いに来るから…そしたらまたケンカしよう!!!!」
ブオオオオオオオオオオオオオオ!!!!
ラブーンはまた高らかに吠えた。でもこれはいつもの悲しい叫びではない。ラブーンは鯨なはずなのに、ポロっ、と一滴涙を流したのが見えた。
「…………………よかったね、ラブーン…」