第17章 約束
「私の目が黒いうちは、ラブーンには指一本触れさせんぞ!!!」
「誰だあのおっさん。」
おおおぉ……髪の毛?が花の形をしてる…!この人なんか知ってる気がするけどなんだっけな〜。花のおじいさんの声を聞いて二人組は懐から銃を取り出してゆらりと立ち上がった。
「フフフ……」
「ホゥ…だが我々はもうクジラの腹の中。」
「この胃袋に風穴を開けることだって!!」
「出きるぞ!!!もう我々の捕鯨の邪魔はさせん!!!」
銃を空に向かって打った二人。いや、多分空の絵が書いてあるだけで、クジラのお腹なんだろう。って、捕鯨?
「ゴロツキが…………!!!」
花のおじいさんが打った玉に向かって走って玉に当たってしまった。なに、何が起きてるの?どんな状況?
「あのおっさん、自分から弾を…!!!」
「まさか…このクジラを守ったの…!?」
「オホホホホホ!!ムダな抵抗はよしなさいっ!!」
「そんなに守りたきゃ守ってみろ!!このクジラは我々の町の食糧にするのだ!!!」
や、やっぱり捕鯨って食べるってことなんだよね。この大きいクジラを狩れば、確かに何日か食料困難にならなくていいもんね。
「…な…なんであのおっさんが!!?」
「どうなってんのっ!!?」
そんなに驚くようなことですかね。何が合ったんだ、ここに来るまでに。同じくわかんないであろうルフィに視線を向けると…なんと2人組を殴り飛ばしていた。
「なんとなく殴っといた!!」
…うん、まぁコイツら殴って気絶させれば話はゆっくりできそうだったけども。とりあえずこの2人組を縄で縛って悪さしないようにする。私達はクロッカスさんのいた島に上陸…船だったんだけども…させてもらった。あ、名前はさっきナミから教えてもらった。海賊王の船医をしてた人だったよね。