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異世界人の冒険

第16章 進水式と私の覚悟


「ウーーッ!!でっけー町だー。」

「ここから海賊時代は始まったのか。」

ローグタウンに到着。確かに今まで降りた町の中でも一番大規模かもね。色々買い物とかできそう。

「よし!!おれは死刑台を見てくる!!」

ルフィはさっさと歩きだしてしまった。私も死刑台を見てみたかったのでルフィに付いていこうとする…が

「あんたは私と一緒に服選び。可愛い服、私が選んであげるわ!」

「お…おぉう…お手柔らかに……」

ナミに捕まってしまった。うぅ…ロジャーの死刑台見たかったなぁ…

「おれも買いてェモンがある。」

「貸すわよ。利子3倍ね。」

「「げ……」」

仲間にもお金の貸し借りに利子を付けるとかさすがすぎるよナミ。

「よし、行くわよなまえ!今日は私のきせかえ人形になりなさい!」

「はっきり言うね!?」

あれよあれよと服屋に連れて行かれてしまった。



確かに凄く可愛い…主にナミが。

「どお?」

「おおっ!!お似合いでお客様!!」

「どお?」

「ほーーっ、エレガントで!!お客様!!」

「どお?」

「エレメントで!!お客様!!」

「どお?」

「エレクトリカルで!!」

「どお?」

「エレジーで!!」

「どお?」

「エロエロで!!」

うーん、凄い応酬だ。別にナミ、店員さんに見せるために来てるわけじゃないでしょ?ナミの好みではありそうだけど、こんなの動きづらくて仕方がなさそう。

「こちら全てお買上げで!?」

「ううん、いらない。私もっとラフなのがほしいのよ。動きやすくてさ…」

「またのご来店で!!!」

「ごめんなさい!!ほんっとうにごめんなさい!!」

いやまじで申し訳ない。ナミを褒めちぎってた店員さんは声を張りすぎて汗ダクダクの声ガラガラ。ナミはそっぽ向いて帰ろうとしてるし、本当にこういうのができたらいいんだろうけどさ。
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