第15章 VS魚人
この戦いはとりあえずルフィ達に任せよう。私はナミの肩の治療をしなくちゃ。
「ナミ…立てる?止血しよう。」
「………なまえ…私…あんた達にひどいことを…」
「…うん、そうだね。でも私も、みんなも…もう気にしてない。今、ナミが弱音を吐いてくれたから…みんな戦ってるんだよ。」
「…ありがとう。」
「私に言わないでよ。アーロン達と戦ってるあいつらに言って!」
「……うん。」
ナミの家に言って包帯を貸してもらう。ナミの肩はナイフの傷で凄いことになってたけど、消毒をしてとりあえず包帯で止血した。
「…行こう!ナミ。アーロンパークへ。」
「ええ、そうね…みんな戦ってるもの!私が行かなくてどうするの!」
「えへへ、うん!」
ナミと一緒にアーロンパークへ向かった。ちなみにお金は全部バックに入れた。今更気づいたんだけど、私のバックって異空間になってるみたい。あれかな、トリップしてきたし私の持ってきたバックはあっちの世界のだから…ドラえもんの二次元ポケットになったみたい。
アーロンパークが見えてきた…なんかひとがいっぱいいる!村の人たちだ、あと…
「ヨ、ヨサク!?ジョニー!!」
あれ、あの人達もうこの村を出たもんだとずっと思ってたんだけど…
「「なまえお嬢!!ナミの姉貴!?」」
ナミは村の人達の静止を振り切って、アーロンパークの開けたところまで走っていった。
「アーロンッ!!!!」
「ナミ…」
「ナミさん…♡」
え、サンジ!?血だらけなんですけど大丈夫!?待って、てか目の前にゾロが倒れてるんですけど!?あれ、結構ヤバイ感じ?ルフィは?
「今ちょうどどこぞの海賊どもをブチ殺そうとしてたとこだ。何しにここへ?」
「あんたを殺しに……!!!」
「殺しに!?シャハハハハハハハ!!おれ達とた8年間…お前がおれを何度殺そうとした…?暗殺…毒殺…奇襲…結果おれを殺せたか!!?貴様等人間ごとににゃおれを殺せねぇことくらい見に染みてわかってるはずだ…!!!いいか…おれはお前を殺さねぇし…お前はおれから逃げられん…!!!お前は永久にウチの“測量士”でいてもらう。」
「…っの野郎…」
ナミの体が強張ったのが分かった。呪縛かなにかなの?アーロンは。