第14章 ナミの涙
「ルフィ…!!なによ…!!何も知らないくせに…!!!」
「うん、知らねぇ。」
「あんたには関係ないから…!!島から出てけって……!!言ったでしょう!?う…う…!」
「あぁ、言われた。」
ナミは足掻きでルフィに砂をかける。凄く泣いてる…アーロンにまた何か言われたんだろう。お金も奪われて、村も取られて…まぁお金は奪い返したんだけどね!
「……………………ルフィ…………助けて…」
ルフィは少し殺気を出した、ナミが助けを求めたから。自分の帽子をナミにかぶせ、回りの空気を十分に吸い込んで…
「当たり前だ!!!!!」
ナミは気づいただろうか、何よりも大切な麦わら帽子をナミにかぶせたんだ。これは信頼の証で、仲間だということを物語ってる。多分、気づいてるだろう。
「いくぞ。」
ナミの方しか見てなかったけど、実はみんないたみたいだ。サンジとゾロはいいよ、カッコつけてて。だけどウソップ、お前はカッコつけてていいのか?
「オオッ!!!」
これからきっと戦いが始まる。