第1章 始まりは突然に・・〈一松〉
「ちょ、ふっざけんなっ。辞めろって!」
部屋の隅に座ったおれに下着姿の花子が跨る。おれの下半身は恥ずかしいことにこの部屋に入ったときからずっとタッティで、それは現在進行形で続いている。
『だって、一松くんの硬くなってるよ?』
「男はそうなの。エロいこと考えるとそうなっちゃうの。もうしょうがないの。だからまじでほっといて。退いて!」
『もう、よく喋るね、今日は。』
「あんたがふざけたことばっかりしてるからだろっ」
・・んだよ、ほんとに。おれの気もしらないで。
童貞だからってなめやがって。こんな煽られたらもうヤるしかないじゃないか。
「・・後悔しても知らねぇからな。」
『んっ、・・・っん、いちっ・・・まっ、んっ、』
「・・やっべーキスだけで、出そう、」
もう我慢しねぇから。
キスをしながらベットに花子を誘導してくみ引く。
暴れんばかりに主張してるソレを解放するためにズボンとパンツを脱ぎ捨て、花子のソコにパンツの上から擦りつける。
欲求不満丸出しでクソほどかっこよくないが、もうここまできてカッコつける理由もプライドも何も無い。
自分がヤりたいように、キスしておっぱい揉んでち〇こ擦りつけて。こんな下手でただの自己満な愛撫にも花子は可愛い声で反応してくれて。
・・・あぁダメだ。もう挿れたい。
前戯なんてしてる場合じゃない。
『・・あんっ、・・・ふぁん、・・・んっ・・・っ、』
「・・花子、まじで挿れるよ?」
『んっ、・・いいよ、』
ベットの下に投げ捨てたジャージのポケットからコンドームを取り出す。
家に箱である、誰がいつ使うために買ったのか分からないソレをこっそり1つくすねたのは、最初から花子と今日ヤりたかったから。
今日は華の金曜日で、もしかしたら花子とビールなんか飲んで、酔っ払って、SEXに持ち込めるかもしれないと、家を出るまで本気で思っていた。
まぁ、大分過程は変わったが結果的にコイツを使うときがきた。おれは自分のソレにコンドームを装着させ、準備万端だ。
ショーツを脱がせ、いざ挿入。
みんな、ごめんな。
一足先に童貞卒業させてもらうぞ。
「・・うわぁぁ、あぁぁぁんっ、」