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【うたプリ】My only prince.【R18】

第10章 君との刹那も永遠も〘藍〙




「よかった。レイジのところには行かなかったんだね。」

『最初から行く気なかったからね?!』

「知ってる。天音がボクのことしか見えてないこともね。」

そう言って藍くんは普通に握手していた私の片方の手を取って指と指を絡め、もう片方の手で2人の手をそっと包んだ。

『えっ…あ、藍くん…、!』

真っ赤に赤面して何も話せない。心臓が爆発しちゃいそうでつらい。

「もう、心拍数上がりすぎ。ほら、ツアーが始まったらこうやって握手する機会もしばらく無くなるわけだし、たまにはいいかなって。」

藍くんも照れてる…のかな?

「はい、30秒でーす。」

『ツアー!絶対全部行くからね!!!』

「ありがとう。どこにいても見つけるから。」





fin.
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