第3章 マネージャー、やらないか?
虹村「おう、明石!元気良いなァ、相変わらず」
『虹村先輩が見えたので飛んできちゃいました!お久しぶりです!』
虹村「久しぶりっつっても、1週間前には会っただろ?」
『久しぶりですよー!先輩聞いてください、あたし学級委員になっちゃいました…』
…ちょっと待て。いつから虹村さんと明石さんは知り合いだった?ていうか、何でそんなに明石さんは笑顔なんだ?
虹村「あれ?赤司も確か学級委員って…」
「はい、そうでs」
『そうなんですよ!内藤先生ってば、ただ単純にダブルあかしってだけで学級委員にしたんですよ!?ひどくないですか!?』
虹村「ははっ、さすが内藤先生。つか内藤先生、あれでも人気なんだぜ?良かったじゃねぇか、あの人は良い先生だからな」
『本当ですか~?まぁ、虹村先輩が言うなら信じますけど…』
暫くすると桃井もやって来て、虹村さんがいる事にびっくりしていた。
虹村「桃井も同じクラスだったのか。明石と仲が良いのか?」
「はい!あ、そうだ!虹村先輩からもちゃんをバスケ部のマネージャーに誘ってくださいよ!」
虹村「マネージャー?」
「オイ、桃井。明石さんの意見も聞かずに何言って…」
虹村「いいな、それ。どうだ明石。マネージャー、やらないか?」
明石さんは家に帰ってネットサーフィンをしている方が楽しいって言ってたんだ。それに桃井から言っても無駄だったらしい。それを…
『はい!やります!』
「…え」
虹村「よし!じゃあ明日からさっそく来てくれ。桃井、よろしくな」
「はい!やったー!ちゃんと一緒に部活が出来るなんて嬉しい!」
「…明石さん、いいのかい?」
『あー…何か虹村先輩に言われたら断れなくて…けどやるからには一生懸命頑張るから!』
明石さんは笑って言った。
オレの心は何故だか分からない喜びが半分と、何故だかわからないモヤモヤ感が制していた。