第2章 プロローグ2「やって来たあの世界、でも何で最初から難題!?」
[あぁ…ごめんなさい。ちょっと連れてきた人に少し愚痴ってただけです]
[連れてきた人?]
私は頷くと目を閉じた。
ボゥッと私の体が綺麗なオレンジ色の炎に包まれ、目を開くとその双眸は別の誰かなのだとⅠ世は分かった。
彼女は微笑むと言った。
[ハハハ…この世界では初めてお会いしますね。初代。
オレは別の平行世界の貴方の子孫であり、ボンゴレ10世こと沢田綱吉です]
[ッ!?]
Ⅰ世は驚愕する。
[俺の子孫でボンゴレ10世だと!?]
驚くI世に綱吉は苦笑いすると話す。
[アハハ…実感湧きませんよね? オレだって貴方を見るまではまさか子孫
だったなんて思ってもいませんでしたし、ボンゴレを
継ぐつもりも元々はありませんでしたから…]
すると綱吉の側にうっすらと高齢の婦人が現れる。