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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第2章 プロローグ2「やって来たあの世界、でも何で最初から難題!?」


ボンゴレ自警団を結成しのちにボンゴレファミリー初代ボスとなったジェラール・トネッリ(ジョット)通称ボンゴレⅠ世その人だった。

私は言う。

[私はある人の頼みでこの世界へ来たした者です。貴方はボンゴレⅠ世とお見受けしますが?]

彼は頷くと話す。

[そうか…まさか来訪者がこの肉体の器に成るとはな]

[器? さっきの研究者たちも言ってましたが…それに見た所かなり危険な者たちだと分かりましたし]

彼は瞠目すると言った。

[そこまで分かるのか?]

彼の問に私は苦笑いすると話す。

[アハハ…こっちに来る時に連れてきてくれた人の力が私に宿っちゃったみたいですね。
ハァ…本当に大問題を押し付けてくれたわね]

ため息と怒り口調の彼女にⅠ世は何も言えなかった。

私は彼の様子に気付くと言う。
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