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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第2章 プロローグ2「やって来たあの世界、でも何で最初から難題!?」


Ⅰ世は瞬きしながら言う。

[ならば10世、お前の隣に寄り添うそちらの女性は誰なのだ?]

[え?]

綱吉は隣に居る彼女を見た。

私が居る事を今更気付いたらしく口をポカーンと開けている彼。

その綱吉の様子とⅠ世の問に私は微笑すると話す。

[フフフ…この姿ではお初にお目にかかりますね。私は先程の貴方とお話していた

者であり、そして…綱吉が連れてきた異世界の者です]

[ッ!? 来訪者か!?]

驚くⅠ世に私は頷くと言う。

[はい。と言っても死んで魂を綱吉が此方の世界へ連れてきて貴方の体を満たした魂と言う者と言ったところでしょうね]

[……っ]

彼女の言葉にⅠ世は息を飲む。

綱吉は言う。

[この世界で貴方方が作り出された事に寄ってイレギュラーな事が起こり始めてます。

それを鎮めるのには彼女の様な存在が必要不可欠でした。

でも見付ける事が出来、こうしてここに来てもらったんです]
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