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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第4章 標的00「復活の始まり(後編)」


あぁ〜もう〜ツナってば可愛いなぁもう〜っ!

私は内心で悶絶した。

(これだと彩花がお姉ちゃんだな)

シャマルは内心で呟く。


数日のリハビリで私は歩いたり、走り回れるくらいまでに快復して居た。

[彩花……俺も少し外に出たいのだが良いだろうか?]

Ⅰ世の問に私は言う。

[珍しいね。ジョットから出たいなんて…。まぁ…自分の故郷だから分かるけど……どうぞ、みんなに怪しまれない様にサポートするわ]

[感謝する]

私と内側で入れ代わったⅠ世は敷地内を歩いた。

「生前と比べるとかなり変わったな……この辺りは昔のままだ」

[フフフ…]

「ん?」

Ⅰ世は隣で微笑む私を見た。

私は話す。

[ジョットから昔のボンゴレの事を聞けるとは思っていなかったからこうして貴方と話せるのも綱吉の奇跡のお陰ね]

「フッ……そうだな」

Ⅰ世は微笑むと頷いた。

「――初代?」

「!」

Ⅰ世は振り返るとそこには唖然とする9世が居た。

Ⅰ世は瞠目すると言う。

「おぉ〜…9世ではないか……会うのは2年振りか…」

9世は今話してるのは彼女ではなくⅠ世だと理解し、頷くと話す。

「はい。……てっきり彩花ちゃんかと思い声をかけようと思ったのですが直感が今は初代だと知らせてくれたのです」

Ⅰ世は頷き、辺りを一瞥し9世を見て言った。

「そうか……この辺りを昔と変わらずに残してくれたのはそなたか? 9世」

Ⅰ世の問に9世は頷くと話す。
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