第4章 標的00「復活の始まり(後編)」
「ハハハ…君の将来がますます楽しみになったよ」
「エヘヘ♪」
オレは嬉しくて微笑んだ。
家光も将来のツナがあんな逞しく育っているのならと安心した。
それから本部の医療班に彼女の治療を任せようとしたが、本人は怖がってそれを拒絶している。
目覚めてからの彼女は実験の影響もあってか日に日に衰弱していくばかりで9世達は焦っていた。
そんなある日、オレはベッドに横たわる彼女にある事を聞く。
彼女はオレの提案に少し戸惑っていたが側に居る条件ならと頷いてくれた。
ツナは直ぐに9世の元へ向かう。
「お爺ちゃん! 彩ちゃんがオレの出した提案に頷いてくれたよ!」
「ッ!?」『『ッ!?』』
彼ナの言葉に9世達は驚愕して居た。
9世は言う。
「それで綱吉君……彩花ちゃんにした提案とは?」
9世の問にオレは耳打ちした。
「ッ!?」
9世は驚愕すると彼を見る。
オレは頷くと言った。
「オレの直感がそう言ったから間違いないよ」
9世は頷くと言う。
「……分かった。君を信じて手配しよう」
オレは微笑んだ。
そして本部にあの男が招かれた。
『……まさか俺の事を知る者がボンゴレに居たとは驚きだぜ。9世、患者については
このシャマルが医師の名にかけて全力で治療させてもらうぜ』
シャマルの言葉に9世は頷いた。