第4章 標的00「復活の始まり(後編)」
9世の問にガナッシュは耳打ちをする。
『ッ!?』
9世は驚愕すると私を見て話す。
『彩花ちゃん、すまないが綱吉君と部屋に戻ってほしい…少し厄介事が起こった様だから対処する』
私は頷く。
『分かったわ。……ガナッシュ…お爺ちゃんも無理はしないでね?』
私の言葉に2人は微笑むと頷く。
私は彼を見て言う。
「ツナ…お爺ちゃん達、急用が入ったみたいだから部屋に行こう♪」
「っえ? う うん」
彼女の言葉にオレは頷くと2人で部屋に戻って行った。
9世は言う。
『侵入者は何処まで入ってきている?』
9世の問にガナッシュは言った。
『侵入者はこの本部を目指して来ているとの部下達の情報です』
9世は言う。
『家光達に応戦してもらおう…ガナッシュ頼めるな?』
『Si.ボス!』
ガナッシュは頷くと部屋を出て行った。
(先程から胸騒ぎが止まらぬ……綱吉君か彩花ちゃんの身に何かか起こると言うのか?)
9世は焦りを感じていたそんな時だった。
「――――っ!!?」
「ッ!?」
それを確信づけるかの様にツナの悲痛な叫び声が本部内に響く。
数分前
部屋に戻った私は言う。
「ツナ…今からベッドの下に隠れてて」
「え?」
その言葉にオレは瞬きする。
私は言った。
「お願い…ツナだけは無事で居てほしいから」
「わ 分かった」
オレは頷くとベッドの下に隠れた。