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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第4章 標的00「復活の始まり(後編)」


『『ッ!?』』

9世たちは驚愕して居た。

ガナッシュは言う。

『9世、これはまさか!?』

9世は頷くと言った。

『間違いない……世界の終焉に現れると言われているフィーネリング』

(フィーネ…イタリア語で終わり)

家光は言う。

「9代目、このリングはいったい…?」

家光の問に9世は話す。

「このフィーネリングの持ち主が最初に現れたのは初代の時だったと記録されている。

このフィーネリングの大空に認めれた者は護り手と呼ばれ、

世界の終焉を阻止するだけではなく、トゥリニセッテに唯一干渉が出来るとも記されていた」

「ッ!?」

家光は驚愕すると彩花を見る。

9世は言った。

「そして共に戦う為に同じ様に指輪を持った護り手達が居たとも記されていた」

「っえ?」

私は瞠目する。

「この指輪と同じ様に…」

私は指輪を一瞥すると話す。

「お爺ちゃん……私がここへ来たのは大切な人たちを守る為に強くなりたくてここへ来たの…

今の私ではこの指輪(チカラ)を上手く扱う事が出来ないから…それにこのまま向こうに居れば

この指輪を狙う者に私の大切な人たちを巻き込みたくなかったから」
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