第4章 標的00｢復活の始まり(後編)｣

私はそう言って指をパチンッと鳴らす｡

｢ッ!?｣『『ッ!?』』

家光たちに掛けられていた封印が解かれて3人は驚愕しながら彩花を見た｡

私は言う｡

『私の事は何かと伏せて起きたかったので勝手してすみません』

謝る彩花に9世は言った｡

｢いや､君の判断は正しかったよ｡おかげで此方も然程影響が無いからね｣

私は微笑すると言う｡

｢フフフ…それは何より｣

9世は言った｡

｢彩花ちゃん……君はボンゴレについて等の事は知っているんだね?｣

9世の問に私は頷く｡

｢えぇ…私の場合は大半を自分が元居た世界で知り得た情報です｡前にも言いましたが､私は

この世界とは別の外の世界…異世界と呼ばれている所から此処に今の私としてこの肉体に宿った者｣

｢ッ!?｣

私の言葉に9世は目を見開いている｡

家光は言った｡

｢彩花ちゃん､それって真実なのか?｣

家光の問に私は頷く｡

｢本当ですよ｡それを証明する物はこの指輪です｣

私は懐から指輪を取り出す｡