• テキストサイズ

その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第3章 標的00「復活の始まり(前編)」


私は瞳を揺らすと言う。

[たかが私の為にそこまでしなくても…[…良いからジョットの気持ちを受け取ってやってくれ] ……ッ!?]

振り返るとそこには何故か初代 嵐の守護者が居た。

「え?」

瞬きする私。

[ジョット殿は1度決めた事は意地でも動かぬでござるからな]

[究極それがジョットの性格だ]

[まぁ…稀に行き過ぎる事もありますもんね]

[まぁ…ジョットが認めたんだから従うよ]

[ヌフフ…全く持って面白い女性ですね]

上から雨、晴、雷、雲、霧の守護者の言葉です。

私はポカーンと開いた口が塞がらなかった。
何故ならば私の前に初代ボンゴレファミリーのメンバー全員が居るのだから……何で!?

内心でツッコミながら私は言った。

「えーっと…驚きすぎて何処から突っ込めば……と言うか…みんなして盗み聞きしてましたよね!?」

私のツッコミにⅠ世たちはしてやったりと言った顔をしている。

やっぱりこの人達は狸爺だ。主人公(ツナ)の気持ちが今なら分かる…(汗)

私は内心で呟く。

Dは言う。

[ヌフフ…ではもう眠りなさい。明日は早いのですから…]

そう言ってDは私の目元を手で覆う。

「っえ!? ちょっ 話はまだ…」

ガクッと私は眠りに落ちた。

[またな…彩花]

最後にⅠ世の優しい声が聞こえた。



携帯のアラームで目を覚ました私は静かに着替え、顔を洗って自分用の洗顔一式をカバンに詰めて、手紙を台所の冷蔵庫に付けると静かにドアを開けてカギを閉めて、ポストの裏側にテープで貼り付ける。
/ 402ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp