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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第3章 標的00「復活の始まり(前編)」


Ⅰ世は言う。

[それはお前の超直感がそう教えているのか?]

Ⅰ世の問に私は頷くと話す。

[えぇ…だから暫くの間、体力を付けるのに悪い子たちを懲らしめるつもりよ♪]

ニッコリと笑いながら物騒な事を言う私にⅠ世は顔を引きつりながら言う。

[ほ 程々に……な]

Ⅰ世の言葉に私は頷くと言った。

[分かってるよ…それと貴方の大切な友の子孫も守るから

いざと言う時は力を貸してね…ジョット]

Ⅰ世は一瞬唖然としていたが頷くと言う。

[……あぁ…分かった。アイツの子孫なら助けるのは当たり前だからな]

私は微笑む。

[フフフ…やはり貴方はその表情が似合ってる]

Ⅰ世は意味が分からず瞬きをした。

私は言う。

[貴方も今は私とは一心同体なんですから自分の意思で行動してくださっても良いのですよ?]

[否、俺はあまり外と干渉はしないつもりだ。気が向いたら借りるかもしれないがな]

私は呆気にとられて笑う。

[気が向いたらって……フフフ…ジョットらしい]

微笑む私を見てⅠ世は少し顔を赤らめながら言った。

[…/// さ さて…お前に俺の技の伝授をしよう]

[っえ!?]

私は驚愕しながらⅠ世を見て言う。

[技の伝授って…それは本来は私ではなくツナが承けるべきモノでは?]

私の問にⅠ世は話す。

[俺はこの世界の綱吉には干渉出来ないのだ。してしまえば平行世界のバランスを崩しかねないからな…故にそなたにしたのだ]

[……ジョット]
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