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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第3章 標的00「復活の始まり(前編)」


数日後、私は両親にイタリアへ留学する事を言った。

2人は大層驚いてどうやって行くつもりなどとか聞いて来たので家光に頼んだと言えばものすっごく怒られたが、事情を言えば2人は何も言えなくなった私。

私は両親に約束ごとをする。

絶対に連絡するのと手紙を送る事を2人に約束した。

そして部屋に戻って旅行用のカバンを引っ張り出すと私は荷物を詰めていく。

昨日、家に入る間際に家光が言ってきたのだ。

「明日の始発でイタリアへ向かうから準備をしておけよ。彩花ちゃん」

「はい!」

私は頷く。

私は両親に嘘をついた。でもイタリアへ行く事には変わりは無いが…残りの5年間を向こうで過ごす事は伝えていない…

荷物を積め終えた私は両親宛に手紙を書いて、終わってからこの家ではしばらく入らなくなるお風呂に入って、部屋に戻ったら向こうに着いてからの予定を考える。

予定は仮設しかない。向こうに着いたら、私はお爺ちゃんに出逢う確率が高い。相棒無意味って言ってるけど…そして恐らくツナも一緒に連れてこられてあの力を封印されるでしょうね
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