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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第3章 標的00「復活の始まり(前編)」


「やったぁー! ありがとう剛さん♪」

「良かったね彩ちゃん♪」

「うん♪」

喜ぶ彩花を見てオレと武は微笑んだ。


家に帰ってから私は親に今日の出来事を報告した。両親も微笑んでいた。

それから数日経った日の放課後、ツナと別れた私は嫌な予感がして走ってその場所へ向かう。

するとそこには不良の中・高学生数人と人質に捕らわれた京子に戦いを挑もうとする了平が居た。

「ッ!?」

これって京子がトラウマになった時の現場じゃ!

私は内心で確信すると素早くランドセルを木陰に置いて、次いでに名札も中にしまって、指ぬき手袋を着け、フードを深く被る。

今は炎を50%以上にしないと強くないからなぁ…これで良し!

ダッと地を蹴ると了平を攻撃しようとした相手にヒュッと下からの回し蹴りを食らわせた。

ドカッ、「がはっ!?」

続いて他に下からの蹴り上げにブンッと上からの踵落としをドカドカッと2人に食らわせ、ギュンッ、バキッと空中捻りの回し蹴りをし、 止めはラッシュで最後の奴の腹に食らわせてやる。

スタッと着地し、パンパンッと手を払っていると「お兄ちゃん!!」

「京子!!」と抱きしめ合う兄妹。

無事で良かった…

私は内心ホッとすると歩き出す。
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