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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第23章 標的18「ロンシャン家大騒動とボウリング対決!?」


私の問いに雷舞はニヤリと笑いながら言った。

『私を誰だと思っているの? ボスの期待には答える為にこの件…やるわ』

私はニヤリと笑いながら言う。

『任せたよボスコ』

雷舞は敬意の構えをしながら言った。

『Si.ボス』

雷舞が出た後、私は完成させたチケットを便箋に入れて、自分達の意味を示す印を押すと鈴にその手紙をツナの家のポストに入れる様に頼むと鈴は一鳴きすると飛び立つ。

「さてと……明日が楽しみね♪ フフフ…」

私は微笑むとある場所へ向かう。


『ボス、少し休まれては? 貴方がお倒れになられたら私たちが困惑します』

オレガノの言葉に家光は言った。

『そうしたいのは山々なんだが……この事件を解決出来なかったら9代目に叱られるからなぁ〜…』

『……ならその件この私が引き受けようか?』

『『ッ!?』』

家光とオレガノは振り返った。

そこにはアーリアが居る。

オレガノは驚愕すると言った。

『そ 空さん!?』

家光はオレガノと私を交互に見る。

彼は今の私は姿はそのままだから気付いていないだろう。

この姿はチェデフの空として黒髪と仮面を着け、白のスーツを着ている。

オレガノは駆け寄ると言う。

『今までどちらに居たのですか? 音信不通だったので私達も心配していたんですよ?』

私は苦笑いしながら言った。

『アハハ…それはすまないなオレガノ……でも若獅子が居るのだから問題なかっただろう?』

私の問いにオレガノは言う。

『そんな事ありません! ボスに貴方の事をまだ話していないのですから』

『っえ!?』

私は驚いた。
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