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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第23章 標的18「ロンシャン家大騒動とボウリング対決!?」


「モテモテだなお前達」

「「……」」

いつの間にか戻って来ていたリボーンの言葉に私とツナは何とも言えない表情をしたのは言うまでもない。

昨日はボウリングでめっちゃハッスルしてスッキリしたから良いけどね♪ そう言えば後日にパンンちゃんからロンシャンがさなっぴと別れたって教えてもらった。相変わらず縁切りが早いな…(汗)

私は内心で愚痴りながらある作業をしていた。

キランッ…、[アーリア…こっちの手続きは済んだよ]

アクセが煌めくと希里からの知らせだった。

[ありがとうブイヨ…通常の任務に戻る次いでにボスコをこっちへ送ってほしいのだけど大丈夫そう?]

[問題ない。代わりに甘い物を何か用意しておいてくれたらこちらとしては助かります]

希里の言葉に私は微笑む。

[フフフ…分かった。それじゃあ気をつけてね]

[Si.ボス]

通信が終わって暫くして雷舞が来た。

ちなみに今、私達が居るのはイタリアの森林内に新たに作ったアジトに居る。

『アーリア、ブイヨから私をここへ呼び出すのは良いけれど…こうも頻繁にやられると流石にあの人を欺くのが困難になってきたわ』

疲れた顔で言う雷舞に私は申し訳ない表情で言った。

『ごめんねボスコ……今日で最後になるから……実は貴女自身で見てもらいたい件があるのよ』

『私が?』

雷舞は瞬きをしながら首を傾げる。

私は頷くと雷舞に資料を渡す。

受け取った雷舞は資料を見始めるとその表情が段々と険しくなった。

私はボスモードになって言う。

『これはお前にならば託せると思って話している……やれるか? 私の雲よ』
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