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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第22章 標的17「お花見と新学期と嘆き弾 来る!!」


照れてるユニを見て私は内心で

照れたユニ頂きました!!

と叫んだ。

アリアは言う。

「私に用があって来たのでしょ? アーリア」

アリアに言われて私は頷く。

「えぇ…貴女の短命の延命をする為にね」

「ッ!?」

ユニは驚愕するとアリアを見る。

アリアはやれやれと言った顔で言った。

「貴女の直感には恐れ入るわ」

私は言う。

「私だけではありません。仲間に常に私の親友達の事を見てもらっていたので」

アリアは瞬きする。

「……嘘」

私は話す。

「嘘じゃないわ。私の優秀な霧のお陰でね。まぁ…あそこまでチートになってたのは予想外だったけど(汗)」

ユニは言った。

「アーリア様……母は大丈夫なんですよね?」

不安に見上げるユニに私は片膝を着き、目線を合わせると言う。

「大丈夫……その為に私は今、ここに居るのだから」

私の覚悟の瞳を見たユニは安心した。

アリアは言う。

「でもアーリア……今の向こうの時間はまだ昼過ぎでしょ? 学校は大丈夫なの?」

その問に私は言った。

「ご心配無用です。それよりも早く終わらせないとユニが気が気でない様子だわ」

アリアはユニを一瞥する。

「分かったわ……お願い」

私は頷くとアリアのおしゃぶりを両手で包むと目を閉じた。

カアァッ…、おしゃぶりが煌めく。

私は死ぬ気の炎をおしゃぶりへ送りつつ、アリアにも送る。

光が収まると私は言った。

「……終わったわ」

アリアは微笑む。

「いつも迷惑かけてごめんなさいね。アーリア」

謝るアリアに私は首を振る。
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