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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第22章 標的17「お花見と新学期と嘆き弾 来る!!」


ツナのツッコミに私は苦笑いする。

「ハハハ…いたって簡単だよ。相手の嘆きに自分が同情しなければ良いだけ…

鬱陶しいかったったら殴り飛ばすのもありだよ♪」

と微笑みながら言う斗真にオレは言った。

「後半が物騒で絶対にやりたくないよ!」

そのツッコミに私は話す。

「そうか? 僕は良いと思うけどなぁ〜…あ、雲雀先輩に遭遇したら直ぐに逃げる事……死ぬ気でね」

「……了解です(汗)」

オレは顔を引きつらせながら頷く。


放課後、私は楓達と先に帰って、並盛山に集まった。

楓は言った。

「彩さん何か気掛かりでもありましたか?」

楓の問に私は唸りながら言う。

「う〜ん……大空のアルコに会うのと向こうに残してる子供たちが気になってね」

楓達は瞬きする。

私は言った。

「嫌な胸騒ぎが子供たちの件ですごいんだ。だから行きたいの……みんな…力を貸してくれる?」

彩の問に楓達は頷く。

「当たり前です!」

「貴女は拙者たちのボスでござるよ」

「従わない理由なんて無いわ」

「貴女の望みのままに」

「貴女がオレ達を必要とあらば」

「この力をいくらでも貸しましょう」

楓達の言葉に私は微笑むとアクセを翳す。

ピカッと煌めくと彩たちの姿は無かった。


森の奥の屋敷には短命の呪いを受けている大空のアルコバレーノ アリアとその娘であるユニが居る。

「来たみたいね」

「?」

アリアの言葉にユニが首を傾げると壁の前に黒い炎が現れるとそこから見知った人物が現れた。

「アーリア様!?」

驚くユニに私は微笑む。
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