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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第22章 標的17「お花見と新学期と嘆き弾 来る!!」


ロンシャン以外の3人はそれが理解出来たらしく目を見開いていた。

私はニヤリと笑うとツナたちの元へ向かう。

「か 敵わない…(汗)」

マングスタ達はガクッと項垂れる。

それからはロンシャンも自分の仕事をこなしつつ、大人しくしていた。

マングスタ達も部下に言い聞かせたのか静かにしている。

因みに津知と希里も同様に同じクラスになり、そこに了平も一緒らしくうるさくて参ってるらしい。


その日の私は入学式に何とか励ましの言葉を無事に言い終えて意気消沈していた。

「斗真…聞きたい事があるんだけど」

「ん~?」

ツナの問に私はうつ伏せから体を起こして見る。

オレは言った。

「ロンシャン君たちが扱ってるあの特殊弾の事」

私は言った。

「あぁ…嘆き弾の事? あれは死ぬ気とはちょっと違う感じでね。アレに撃たれて死ぬと復活はするけども

自分が一番嘆いてる事を言うんだよ。ちなみに僕が了平先輩にやった技はリボーンが持ってるリバースハンマーっていうのが在るんだ。…

それの応用で特殊弾を無効にして外へ弾き出す技なんだ。…まぁ…僕しか出来ない芸当だけどね」

「……何だろう……なんか聞いちゃいけないものも入ってた様な(汗)」

オレは何とも言えない表情で呟いた。

あぁ…相棒が忠告しろって言ってるから言っとくか…

私は話す。

「そうそう…ツナ。今日1日はマングスタがねちっこく君に付きまとうのと嘆き弾の被害に合うから気をつけてね」

「初っぱなから爆弾発言されてどう対処したらいいかオレ分かんないよ!? (汗)」
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