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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第3章 標的00「復活の始まり(前編)」


やる気でいる私の瞳を見て家光はその頭を撫でながら話す。

「分かった。手続きに少し時間が掛かるが待っててくれ…な?」

「はい♪」

微笑みながら頷く私に家光とツナが石化したのは言うまでもない。

(何? この子、天然無自覚な笑顔は?)

内心で家光は呟く。


それから次の年には私とツナは小学校〜大学まである並盛学園に入学した。

ってちょっと待ってよ! 小学校〜大学まである学園って滅多に無いし、それよりも何でバラバラじゃないの!? 設定が大きく違ってるじゃないの! まさか雲雀家の仕業なの!?

私は内心ですごくツッコミを入れた。

でもツナと同じクラスだったのは幸いだわ。彼以外に武や京子も同じだし♪

私はツナを連れて山本に挨拶をする。

「おはよう♪ 山本くん、私は空季彩花。でこっちは沢田綱吉…2人共によろしくね♪」

微笑む私に武はニカッと笑いながら言う。

「おう! 山本武だ。よろしくな! 彩にツナ!」

「ッ!」

ツナは愛称を呼ばれて目を見開いて居た。

「良かったねツナ。友達に渾名で呼んでもらえて♪」

「うん♪」

喜ぶ彩花にオレも頷くと微笑んだ。

次は京子の所へ行く。

「おはよう♪ 笹川さん。私、空季彩花。でこっちは沢田綱吉…2人共によろしくね♪」

微笑む私に京子も微笑みながら言う。

「うん♪ よろしくね♪ 彩花ちゃん、ツナくん」

私たちは微笑んだ。

その後は然り気無くツナに悪戯とかされない様に注意をする。

入学した翌日に私はここで久し振りにあの子達と出逢う事となった。
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