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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第22章 標的17「お花見と新学期と嘆き弾 来る!!」


私が首を傾げると了平の体にチャックが現れるとジィ…とそこから嘆きモードになった了平が現れると何やらブツブツと何かを言っていた。

あ これ…ロンシャンと同じ状況の奴じゃん……めんどくさいし嘆きを聞く暇は無いから荒療治だけど殺るか

内心で決めた私は了平の後ろに移動するとその後頭部を狙ってバシンッと叩く。

「ッ!?」

スポッと了平の額から弾が落ちた。

「む? オレは極限に何をしておったのだ?」

首を傾げる了平に私は言った。

「先輩は少し熱血になりすぎて制服を脱ぎ出したので私が気を失わせたんです。

……具合はどうですか?」

私の問に了平は言う。

「そうだったのかすまなかったな空乃。オレなら極限に問題ないぞ!」

とニカッと笑うので私は頷く。

「そうですか……あ、これ代えの制服です」

私は了平に制服の一式を渡す。

「極限にすまないな」

了平は受け取るとさっと着た。

「有り得ない……嘆き弾を弾き出すなんて…(汗)」

マングスタは真っ青に成っていた。

「あぁ〜…斗真くん完全にキレてる」

「まぁ相手は自業自得でござるな」

「そうだね。斗真くんの前であんな事をしたんだから」

楓、清、雷舞の言葉に隼人達は頷く。

オレは言う。

「斗真、何か異様な気が出てるんだけど何を考えてる?」

直感が冴えてきてるツナの問に私はニッコリと笑いながら言った。

「えーっとなぁ〜…トマゾーファミリーの人たちにおいたをし過ぎると痛め見るぞ♪

ってちょっと今から並盛山に行って懲らしめてやろうと思って♪」
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