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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第22章 標的17「お花見と新学期と嘆き弾 来る!!」


「ツナ! 早く早く! 今日はクラス分けの日なのに何で寝坊するかな!?」

タッタッタッ…、オレの手を引き走りながら愚痴る斗真に言った。

「本当にごめん! 斗真!」

謝るツナに私は言った。

「クラスまた一緒だと良いね!」

「う うん!」

オレは頷く。

数分後。

「「ゼェ…ゼェ…(汗)」」

何とか間に合った私たちは息を調えていた。

ふとクラス分け表を見ると1ヵ所だけ紙の花で飾り付けされてる場所が有った。

あぁ…そうそうこの日にあのウザイのに会うんだった。てか……2人分の名前隠してるな…。

私は上と下の花を取ると案の定ツナと私の名前が隠されていた。

喧嘩売ってんのかコノヤロウ…(怒)

私はグシャッと花を握り潰す。

オレは言った。

「斗真何かオーラが物騒な事になってるから抑えて!! (汗)」

ツナの言葉に私は抑える。

「ありがとうツナ。今年もクラスが一緒だよ」

その言葉にオレは驚愕した。

「っえ!? 本当に?」

ツナの表情に私は微笑む。

「ハハハ…嘘言ってどうするのよ。後は隼人と武…笹川さんに黒川さんでしょ……あれ?」

私は瞬きする。

オレは首を傾げながら言った。

「どうしたの?」

私は言った。

「あぁ…えーっと…ね……楓君達も同じクラスみたいだよ」

「え!?」

斗真の言葉にオレは表を見る。

そこには確かに2-Aの枠内に楓達の名前が有った。

「やった!! 楓君達も一緒ならとっても嬉しいよ♪」

オレの言葉に斗真は微笑むと後ろに振り返りながら言う。

「ハハハ…だってさ! みんな…良かったな♪」

「え? ッ!?」

オレも振り返ると目を見開いた。
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