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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第22章 標的17「お花見と新学期と嘆き弾 来る!!」


ツナたちは真っ青になりながら内心でツッコンだ。

雲雀は言う。

「ちょっと何かってに…「今の貴方に風紀委員を名乗らす訳にはいかないから黙ってください」……」

私に言葉を遮られ雲雀は押し黙る。

2人は無言の戦いをして私が勝利した。

私はある桜の方を見て言う。

「真剣勝負に水を指すなんて……悪趣味な人ね」

「「「え?」」」

ツナたちは瞬きをしながら斗真が見てる方を見た。

そこからシャマルが姿を見せると言う。

「悪趣味じゃねぇよ。可愛い斗真を守るためだ……がっ!?」

「「「ッ!?」」」

私はシャマルに膝蹴りを食らわせると言った。

「さっさと雲雀さんにしたトライデント・モスキートの解毒をして……

でないと例え主治医でもある貴方でも容赦しないぜ?」

私が携帯棒を構えたのでシャマルは急いで雲雀の解毒をする。

「……?」

雲雀は瞬きしていた。

私は雲雀の側に寄る。

「僕の専門医が貴方にある技を使った影響で少しだけ動けない状態でしたがちゃんと解毒をさせたのでもう大丈夫ですよ」

と微笑む斗真を見て雲雀はそっぽを向きながら言った。

「……そう……ありがとう」

私は話す。

「あ、シャマルに仕返ししようとか思わないでください。あの人が扱うトライデント・モスキートは厄介な子達ですから」

私の言葉に雲雀はさっきの状態を理解すると言う。

「分かったよ。でもあの男が君に何かしようとしたら即噛み殺すから」

「はい♪」

頷く私にシャマルはため息を吐くと言った。

「ハァ…これは痛い目に合う前にずらかるか」

シャマルはその場を去って行く。
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