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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第21章 標的16「武のトレーニングと騒動と休日の動物園」


「う〜ん…これってやっておいてって事は無いんだよね」
「そうなの?」
瞬きをしながら首を傾げる京子に私は頷いた。
だって守るのは雷舞ちゃん達だからこれは言えない事だし…。
私は微笑むと言った。
「フフフ…だからね。そんなに気に止める事じゃないから安心して」
微笑む私に京子も微笑むと言った。
「うん。分かった」
必ず守るから…ツナや隼人達を…そして…私の大切な友たちを…押し寄せる闇から…必ず…。
私は内心でそう誓った。


暗闇の中にある1つの空間は青空と緑の高原。

「……」

そこに佇む青年は澄み渡る空を見上げていた。
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