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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第21章 標的16「武のトレーニングと騒動と休日の動物園」


私は微笑む。

「フフフ…彩ちゃんとならゆっくり話しながら散策出来るでしょ?」

「あぁ…うん…そうだね」

私は頷く。

それってツナとだとゆっくり出来ないと言ってる様に聞こえるのは私だけだろいか? (汗)

みんなが何故動物園に集まっていたのかと言うとリボーンのレオンみたくツナにペットをつけるとしたら何が良いのかを実物を見て提案する事だった。

「私はツナ君にはハムスターかリスが似合うと思うんだよね」

京子の言葉に私は苦笑いした。

「ハハハ…(汗)」

京子ってズバリと大空のペットを指摘してくるよね〜。これで超直感が無いなんて寧ろあるんじゃないの!? ってツッコミたいくらいだよ

私は内心で呟くと話す。

「ツナにならライオンが似合うと私は思うよ。だって普段のツナから本気の彼に変わる様って眠れる獅子を思わせるじゃない?」

私の言葉に全員が唖然としていた。

あれ? 何か言っちゃいけない事でも言ったかな? (汗)

彩は内心で疑問に浸っているとオレと隼人、武は言った。

「なら斗真は眠れる龍だね。普段は穏やかで優しいけど…」

「一度怒らせる様な事があれば…」

「…荒れ狂う龍の如くに敵を打ちのめすのと俺達を叱る所だな♪」

私は少し黙ると言った。

「……そうだな。君達が要らぬ事をしなければ僕は怒らずに済む。あ…そうそう言いそびれたけれど

僕が何の為に貴方達を叱っていたか…それはリボーンより先に叱っておけば君達はひどい目にあわずに済んでただけ

でも僕に叱られるのが嫌なら最も怖い彼に叱られてなさい。一切手を出さないから。

…さ、京子ちゃん帰ろ♪」
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