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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第21章 標的16「武のトレーニングと騒動と休日の動物園」


「ふぅ…」

ちょっとはしゃぎすぎたな…(汗)

リボーンが飲み物を持って戻って来る。

「ポカリでよかったか?」

リボーンの問に私は頷くと受け取り、開けて飲んだ。

喉が渇いてたからポカリが体に染みる~♪

リボーンはエスプレッソを飲む。

気配を探るとツナと京子以外はちゃんと大人しく園内を回っているみたいだ。

私は言う。

「ツナと京子ちゃんがもうすぐこっちに来る」

リボーンは言った。

「知らん振りしていれば大丈夫だろ。オレをバレない様に細工してくれたんだろ?」

「もちろん♪」

その問に私は頷く。

そこに2人が来た。

ツナと京子は私達には気付かずにそのまま通り過ぎて行った。

「彩、無理してねぇか?」

リボーンの問に私は彼を見て話す。

「無理はしてないよ。私はツナを守る為にここに居るんだもの…それに最終的に決めるのは彼だから…私は何も言わない…」

私はふと瞬きした。

「え? 何で!?」

ドカアンッと爆発が起こる。

園内の動物達は騒いでいた。

『お客様にお知らせします。先程の爆発により檻が半壊しライオンが逃げ出しました。

大変危険ですので速やかに園外へ避難してください』

放送を聞いた私は苦虫を噛んだ表情でリボーンを見た。

リボーンはボルサリーノで目元を隠すと言う。

「お前の好きな様にしろ」

リボーンの許しが出たので私は彼の幻術を解き、自分は変装すると抱えて駆け出す。

「レオン、オカリナって楽器に成れる?」

私の問にレオンはオカリナに変形し、園内の中心部に移動するとライオン達が丁度檻から出てきていた。
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