第3章 標的00「復活の始まり(前編)」
私を見て家光はツナを見て言う。
「ツナ…この子は?」
家光の問いにオレは言う。
「隣の家の彩ちゃんだよ。オレと友達になってくれたんだ♪」
微笑みながら言うツナに家光は瞠目すると彼を降ろして、片膝をついて私の視線に合わせると言う。
「ツナが言った事は本当かい?」
家光の問いに私は頷くと話す。
「はい。自己紹介が遅れました。昨日、隣に引っ越してきた空季彩花です。
親共々、よろしくお願いします。ツナくんのお父さん」
礼をする私に家光は唖然とする。
まぁそりゃあ驚くわね。だって私の精神年齢は歳上ですからね。敬語を使うなんて千鶴のおかけで朝飯前よ。会うのも2回目だし…
内心で呟き、私は首を傾げながら言う。
「あ あの…私何か失礼な事を言いましたか?」
家光はハッとすると話す。
「いやいや! ごめんな。君があんまり親切丁寧な言葉を使うから
本当にツナと同い年の女の子か? って疑問に思ってな」
私は話す。
「あぁ…ドラマとか本とか見たり読んだりしていたら自然とこんな感じに…不自然なら止めますけど?」