• テキストサイズ

その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第3章 標的00「復活の始まり(前編)」


起き上がった私は上がった息を整え、リングを見ると普通のに見えている。

「後はどうしようかな? イタリアに行ける程、お金もないし…そういえば、そろそろ家光が帰ってくる頃合いよね?

相棒がそうだと言ってきてるし…駄目元で頼んでみるか」

私はカレンダーを見ながら頷く。

まだ夜明け前に私は鼠色の短パンに黒パーカーを着て、こっそり家を出てはランニングに徹底した。

うわぁ〜…体が重くて辛いけど…頑張れ私! みんなを守る為だ!

私は内心で喝を入れるとダッと再び走り出す。

それから帰って汗を流し、ご飯を食べた。

尚吾は私の通う小学校への手続きの書類を書いていて、千鶴は私の小学校用のアイテムや服を買い集めてる。

もうそんな時期なんだ…何か憂鬱だなぁ…(汗)

ふと私は服を着替えて外へ出ると案の定、ツナの父親である家光が帰って来たのだ。

家光はツナにべたぼれ中、すると彼が私に気付いて「ッ! 彩ちゃん!」と声を出すと家光は振り返る。
/ 402ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp