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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第21章 標的16「武のトレーニングと騒動と休日の動物園」


終わった私は武と共に受付に行くと武は店主からいつもの牛乳を貰いながら話していた。

私は言う。

「確かに変化しない球を目的の所へ打つのも大事だけど変化する球を見定めるのも野球好きな人には必須な事だよな」

店主は言った。

「坊主、良く分かってんな…さっきの見てたが何処かで選手として出てたりしたのかい?

フォームが様になっていたからな」

私は苦笑いしながら話す。

「アハハ…全くそんな経験ありませんよ。バッティングセンターは初めて来たのでやってみたくてしていただけだし」

(ガーン…、見かけに寄らずこの坊主共はなんと言う才能を持ってんだよ!!)

と店主は内心でツッコんで居た。

私は長椅子に眠ったリボーンを抱えながら話す。

「武、リボーンがトレーニングをつけてやるって言ってたんだ。今は今朝無理に早く起きたから寝てるけどな(汗)」

武は頷く。

「小僧に見てもらえるんなら良いぜ。斗真も来るんだろう?」

武の問に私は頷く。

「まぁね」


その後、ツナと合流して学校のグラウンドでストレッチをする武を2人で見ていた。

オレは言った。

「ありがとうね斗真。今日が開校記念日で休みだって教えてくれてなかったら制服を着る所だったよ」

私は微笑む。

「ハハハハ…どういたしまして」

武はリボーンから球を受け取るとそれを的になってる棒へと投げる。

ゴナゴナに砕けたそれを見て私たちは唖然としていた。

後で2人でそれを見たらただの棒ではなく、コンクリの柱だと分かる。

すると隼人が来た。

私は首を傾げながら言う。
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