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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第20章 標的15「バレンタインデーと対抗雪合戦 来る!!」


内心で呟いて居ると

「お母さん? そんな所に突っ立ってどうしたの?」

と斗真に問われて千鶴はハッとすると言う。

「あ あらあら…ちょっと考えに耽っていたわ。みんなゆっくりしてってね♪」

千鶴はそう言ってドアを閉めると下に降りて行く。

隼人と武は言った。

「斗真さん、体調の方はいかがですか?」

「無理はすんなよ」

2人の言葉に私は微笑みながら話す。

「ハハハ…ありがとうな2人共……2人も派手に遊んでたんだから体には気をつけろよ?

特に武は野球部の一員なんだからさ」

「「はい/おう!」」

私の言葉に隼人と武は頷く。

私はふと先程から一言も言わないツナを見た。

その真剣な瞳に私は見透かされてる感覚に囚われたが言う。

「ツナは何も悪くないからだから自分を責めるなよ?」

「ッ!?」

オレは目を見開いて居た。

私は頷くと隼人と武に話す。

「隼人は明日はダイナマイトの仕入れ日だろ? なら早く帰りな。武も明日から部活が再開するんだから早めに帰って翌日に備えろよ」

「はい!」

「分かったのな♪」

2人は頷くとそれぞれ帰って行った。

オレは瞬きをする。

私は人指し指を口に当てながら言った。

「昔から言うだろ? 言葉は言霊ってね♪」

オレは唖然とした。

「僕が休んだ事……かなり気にしていたみたいだけど…ただの風邪だから大丈夫だよ」

微笑みながら言う斗真にオレは言った。

「今朝から胸騒ぎがしてたんだ」

「胸騒ぎ?」

首を傾げる斗真にオレは頷くと話す。
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