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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第20章 標的15「バレンタインデーと対抗雪合戦 来る!!」


眠った事を確認した千鶴は下に降りて、携帯である人に連絡を取った。

一方、学校では…「え!? 斗真が風邪で休み!?」

とオレは驚愕して居た。

隼人と武はツナのその驚き様に瞬きしながら言った。

「ツナ?」

「10代目、斗真さんが休まれた事に何か問題でも?」

隼人の問にオレはハッとすると言った。

「あ…いや…テストの予習を斗真に頼んでたからそれが出来ないから困ったなぁって…アハハ…」

オレは苦笑いしながら話を誤魔化す。

斗真が休むって……今朝から何か胸騒ぎがしてたのはこれだったんだ

内心で確信したオレは言う。

「学校終わったらケーキでも買って斗真のお見舞いに行こうよ」

「「はい/おう!」」

ツナ達は放課後、斗真の家に向かう事にした。


目を覚ました私は側にシャマルが居る事に気付く。

「……シャマル?」

私の呼び掛けにシャマルは気付くと言った。

「やっと目を覚ましたか」

「え?」

私は瞬きする。

シャマルは真剣な顔で話す。

「ただの風邪で良かったがお前はボンゴレ坊主と違って体が病弱なのに平気で動き回ってたから…

今回のはそれが祟ったんだ」

「……病弱…」

私はシャマルの口から発せられたその言葉が何故か胸に刺さる。

分かっては居た。自分の体が普段の人よりも弱いとだから強くなる為に色んな事を耐え凌いで今の自分が在ると言うのに風邪1つでこの様なのだ。ほんと…嫌になるなぁ…こうも現実を突きつけられると…

私は寝返りをうってシャマルから顔を隠すと言った。

「治療は終わってるの?」
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