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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第20章 標的15「バレンタインデーと対抗雪合戦 来る!!」


私はレオンを追い掛けたと言っても勝つ気は無いから微妙な距離を保ちつつ、サッとエンツィオを回収し、冬眠用のケースに入れてから安全な場所に置いて、ツナたちの行動を見ながら追い掛ける。

その間に武、隼人、フゥ太、イワン、ランボがリタイア、オレはディーノとビアンキ達の攻撃をかわすのに必死だったが隼人がタイマー式のダイナマイトを仕掛けていたのでそれが見事に2チームに命中。

ディーノ、ロマーリオ、ビアンキ、イーピンがリタイアした事で私とツナ、そして途中乱入した雲雀の3人勝負になったが彼は風紀委員の仕事が溜まってるとかで抜けた事によって、私とツナの対決となった。

私はいつの間にか手に持ってたレオンをツナに渡す。

「へ!?」

オレは驚愕しながら斗真を見た。

私は言う。

「僕は別に勝負しに来た訳じゃないからね。だからレオンはツナにあげる」

オレは言った。

「…斗真」

私は体を擦りながら言う。

「あぁ〜…寒いぃ〜…早く家に帰ろう。みんな!」

「「おぉ〜…」」

私の言葉に武達は返事する。

優勝は沢田綱吉でした♪


翌日。

ピピッ…、私は体温計を見た。

そこには39度と熱があると言う事を示す数字があった。

「彩? 熱はどうだった?」

千鶴の問に私は言う。

「39度……昨日の雪合戦が仇(あだ)となったぁ〜…」

千鶴は彩から体温計を受け取ると言った。

「学校には休むって伝えておくわ。ご飯は卵粥を作ってきてあげるから大人しく寝てなさい」

「はぁい…」

私は返事を返すと目を閉じる。
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