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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第19章 標的15「星の王子フゥ太と守りたいもの 来る!!」


「フゥ太…このランキングにハズレはないんだよな?」

オレの問にフゥ太は頷く。

「うん。ツナ兄の力を知ってから少し順位が変わったくらい」

「……斗真が1位って」

オレの呟きにリボーンは言った。

「そりゃあ…オレの一番弟子だから当然の結果だぞ」

「こんな時に威張んなよ!?」

ツナのツッコミは安定だ。

「……オレ6位以下か…」

ツナの呟きに私は少し微笑んで居る。

今は6位以下だけど…これからの戦いを通して貴方はどんどん強くなっていくのよ。だから……早く私に追い付いてよ。ツナ


深夜、並盛山に彩花達は居た。

「皆、準備は良い?」

私の問に楓たちは頷く。

私は腕輪を翳すと言った。

「力を解き放て! ナトゥーラアクセ!」

カッ…、私たちが光に包まれるのと同時にその場から消える。


彩たちはイタリアのビルの屋上に居た。

『今日も白の中に蔓延る黒を狩りまくるぞ』

私の言葉に楓たちは敬意の構えを取ると言った。

『『『『『『Si.アーリア!』』』』』』

「フフフ…」

私は微笑むと目元だけを隠す仮面を着ける。

楓たちも仮面を着けた。

それぞれ私は橙、楓は赤、清は水色、津知は緑、星和は黄色、雷舞は紫、希里は藍色の仮面で見分けをしている。

バッと彩達は屋上から下へ飛び降りたがそのまま落ちる事は無く宙を蹴って移動した。

ドカアァッ…、爆発が起こった場所では銃を撃つ音や悲鳴が響く。

『な 何故だ!? 俺のファミリーがたったの1人で壊滅……お前はいったい何者だ!?』
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