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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第19章 標的15「星の王子フゥ太と守りたいもの 来る!!」


私は屋根の上からフゥ太を捕まえようと来た男2人に踵落としをお見舞いした。

「斗真!?」

驚愕するオレに斗真はニヤリと笑いながら言った。

「早く行くよ!」

私たちは急いで道に出る。

するとリーダーらしき男と数人の部下が居た。

あれ? 私の知ってる展開じゃない。倒しちゃったからかな? (汗)

私は戦うべく構えようとしたらツナに肩を掴まれ、振り返る。

オレは真剣な瞳で斗真を見て言った。

「斗真はフゥ太を守って……相手はオレがやるから」

私は瞠目しながら言った。

「まだ無理だよ! 相手はマフィアだぞ!?」

オレは笑みを溢す。

「忘れたの? 斗真。オレには凄腕の家庭教達が居てるって事を」

私は納得すると言った。

「……分かった。でも…無茶するなよ」

オレは頷く。

私はフゥ太を連れて逃げた。

数人が追ったがオレの周りの中にはリーダーの男が残って居る。

「あのガキは渡してもらうぜ。一緒に居た小僧は殺すがな」

俯いて居たオレは鋭い視線でリーダーの男を見た。

「「ッ!?」」

マフィアたちは驚愕した。

(な 何だ!? この異様な殺気は!?)

驚いているマフィアにオレは言う。

「斗真をお前たちには殺させない……そんな事になったらオレは死んでも死にきれねぇ」

その瞳は完全ではないが超死ぬ気モードに近い気迫を放つ。

「っく! やっちまえ!!」

リーダーの掛け声に部下がツナに襲い掛かった。

ズガンッと額に弾が射たれると復活したオレはマフィアたちを一掃する。

その時は何故かいつもみたく服が脱げていないのかは不明だった。
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