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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第19章 標的15「星の王子フゥ太と守りたいもの 来る!!」


「え!?」

オレは驚愕しながらフゥ太を見た。

「フゥ太の作るランキングの的中率は100%だからな」

リボーンの言葉に私は言う。

「それだけにマフィアの戦略データは価値が高いからフゥ太が持つランキングブックを

手中に納めたら世界を手にする事だって可能だからね」

「おっかね―っ(汗)」

オレは唖然とした。

フゥ太は言う。

「お願いツナ兄、僕を助けて」

両手を合わせて言うフゥ太は更にうるうるした瞳でオレを見つめた。

「っう」

オレは呻く。

私は言った。

「この子も先の未来でツナにとっては大事な子であり、頼もしい子に育つよ」

ツナとフゥ太は瞠目しながら私を見る。

私は微笑みながら言った。

「ハハハ…僕の未来予知♪ …!」

ふと私は窓の外を見るとさっきは居なかった奴等が居た。

「…もう嗅ぎ付けたのか」

「え?」

斗真の言葉にオレは瞬きする。

私は言った。

「ツナ、フゥ太を連れて裏口から外へ出て…この子を追ってる奴等が外に居る」

「「ッ!?」」

ツナは驚愕し、フゥ太は彼にしがみつく。

オレは瞠目しながらフゥ太を見て、その頭を優しく撫でる。

フゥ太はツナを見上げた。

オレはフゥ太を安心させる様に言う。

「大丈夫だよ。フゥ太…お前はオレたちが必ず守るから」

「…っ」

フゥ太は目を見開いた。

私はニヤリと笑いながら言う。

「外へ出たら僕の家へ…お母さんたちにはもう連絡してあるからさ」

「わかった」

オレは頷くとフゥ太を連れて裏口から出た。

ところがランボたちがツナたちを驚かせた事によってそれは無駄になる。
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