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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第19章 標的15「星の王子フゥ太と守りたいもの 来る!!」


「リボーン、今日オレに来客が来てるって聞いたんだけど…

おい、聞いてんのか?」

くるっ、「ん?」

振り返ったリボーンの顔には芋虫がごっそりと居た。

「いやあぁーっ!?」

ギョッ、「冬の子分達でたー!!!」

私は悲鳴を挙げながら咄嗟にツナに抱きつき、彼は引きながらも突っ込んでいた。

リボーンは言う。

「もっとも幼虫じゃ情報収集はできねーけどな」

ガーン…、「なら戻してこいよ!!」

私はリボーンが見れなかった。

リボーンはやれやれといったていで部屋を出る。

オレは言った。

「斗真?、リボーンは外へ出たよ」

私はツナの背から顔を出して辺りを見て居ないと分かるとホッとした。

「ごめんツナ」

離れて謝る斗真にオレは首を振る。

「トォ兄は芋虫が苦手なんだね」

「!」

オレは声がした方へ向くとフゥ太がベッドに座りながら2人を見て居た。

「誰!?」

驚愕するツナに私が話す。

「さっき話してたツナに来客が来てるって言ったでしょ? それがこの子、星の王子ことフゥ太だよ」

「え!?」

ツナは瞠目しながら私を見る。

私はフゥ太に言った。

「さっき振りだねフゥ太。あれから大丈夫だった?」

私の問にフゥ太は頷く。

「うん。トォ兄が匿ってくれたお陰で奴らはこの辺りから離れてるよ」

私は言った。

「なら良かった」

オレは言う。

「この子追われてたの?」

ツナの問に私は頷く。

「あぁ…フゥ太は星との通信で何でもランキングをする事が出来る情報屋なんだ。

でもそれを悪用しようとするマフィアがフゥ太を捕まえようとしている」
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