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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第18章 標的14「秘密の修行と授業参観 来る!!」


ヒュッ、ヒュッ…、パシンッ、パシッ…、「力が入ってないよツナ!」

オレのパンチを受け止めながら指摘する斗真に何とも言えない表情で言った。

「…斗真を傷付けたくない」

私はため息混じりに話す。

「ハァ…あのなぁ~…気持ちは嬉しいけどそれじゃあ修行にならない。……そんなんじゃ君の大切な者を守ることが出来なくなるよ?」

「ッ!?」

オレは驚愕するとビュッと本気のパンチを繰り出した。

パシンッ、「おぉ~…良いパンチ、じゃあ総合格闘技の基本から撃ち込んできて」

その言葉にオレは頷くとパンチと蹴りの交互をしてきて、斗真はそれを全て綺麗にさばいていた。

「…凄い」

目を覚ました隼人は2人の組み手を見て唖然としていた。

(俺もあのお2人と肩を並べられる様にもっと腕を磨かねば!)

隼人は決意すると山を降りた。

私は視界の隅でそれを確認すると言う。

「これならリボーンの修行にも付いていけるね。あの人の指導は超スパルタだから頑張りなよツナ」

「えぇっ!? 斗真のよりもスパルタなの!? …イヤだぁ…(汗)」

オレは何とも言えない表情をしていた。

「ハハハ…」

斗真は微笑んだ。
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