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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第18章 標的14「秘密の修行と授業参観 来る!!」


「斗真さんは俺の攻撃をそれで防ぎきるとおっしゃるのですか?」

私はニヤリと笑いながら言う。

「リボーンの一番弟子をあんまり甘く見てると痛い目見るよ?」

その言葉に隼人の表情が強張ると言った。

「分かりました。なら始めましょう」

隼人は言い様にダイナマイトを放ってくる。

ヒュッ、スパパンッ…、私は枝でそれの導火線を全て切った。

「……すごい」

オレは唖然と呟く。

隼人は舌打ちすると言った。

「チッ やっぱり斗真さんには今のままでは通用しないか」

私は話す。

「ただ闇雲にダイナマイトを投げるだけなら誰でも出来る。でも誰も真似できない事をこれから

隼人が見付ければいい……さて、ダイナマイトが通用しない僕を相手にどうするつもりかな? 隼~人♪」

「ッ!?」

若干殺気を放つと隼人はバッと私との距離を取った。

私はダンッと地を蹴って隼人との間合いを積める。

「ッ!? 速っ」

ヒュッ、ドカッと棒が隼人の脇腹に入った。

「ッ!? かはっ!」

ドサッと倒れる隼人。

「ッ!? 隼人!?」

ツナが慌てて駆けて来た。

私は話す。

「気を失わせただけだからじきに目を覚ますよ。まったく勝ち目の無い勝負を……仕掛けなくても

コーチをしてほしいなら素直にそう言えば良いものをさ」

「え?」

斗真の呟きにオレは瞬きする。

私はツナの反応を見て話す。

「隼人は素直さが鈍いのだから回りくどい形でしか伝えられないのよ。だからツナもこれは理解してあげて」

オレは頷く。

「うん。やっぱり斗真はすごいなぁ…。ちょっとした事だけで相手の思いを読み取れるなんて」
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