• テキストサイズ

その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第18章 標的14「秘密の修行と授業参観 来る!!」


ん? 隼人が倒れてなかった? 事前に軽い変装セットを渡してあったので隼人もビアンキが来ていた事には気付いてなかったからだよ♪ リボ山は待機してたけど参観日を壊されるのは面倒だからね


家に帰ってジャージに着替え、ツナを連れて並盛山に来ると隼人が居る。

2人して瞬きしていると隼人は言った。

「斗真さん、俺と勝負してくれませんか?」

「え!?」

隼人の言葉にオレは瞠目しながら斗真を見る。

私は隼人の以外な申し出に唖然としていたが言う。

「その勝負をして僕にメリットは?」

私の問に隼人は頷く。

「有ります。俺に今の俺に何が足りないのか…とか斗真さんには俺の得意不得意が分かるかと思われます」

私はツナを見た。

何も言えず動揺するオレ。

私は一息吐く。

「ふぅ…ツナは暫く自主練だけど目が届く範囲内でする事、

で僕は隼人との試合をするから自主練しながら見るように出来るね?」

斗真の問にオレは何とも言えない表情をしながらも頷くと少し離れた場所で自主練を始めたので隼人を見た。

隼人は言う。

「お2人の修行の邪魔をしてしまってすみません」

謝る隼人に私は言った。

「隼人が指名してくれたのに文句なんてないわ。ただし僕はこれ1本でするから」

ひょいっと私は足元にあった手頃の木の枝を持って隼人を示す。

隼人は唖然としながら言った。

/ 402ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp