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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第18章 標的14「秘密の修行と授業参観 来る!!」


苦笑いしながらも内心で叫ぶオレを他所に先生は言った。

「君は誰の弟君かな? お父さんかお母さんは?」

(ったく最近の親はなってねーなー)

内心で呟く先生にオレは

「いや、あの…」

と声を掛けられずに居るとランボが言う。

「ランボさん

九九もできるんだよ!」

「ニニンがニ! キキンがキ! ケケンがケ!」

どっと全員が笑う。

知らんぷりしようかな…(汗)

イーピンは言った。

「ランボ降りる! 皆さんに迷惑かけない!」

イーピンに引かれて降りたランボはそのまま私の元に来ると言う。

「斗真、見っけ! ランボさんと遊べ!」

私は微笑むと言った。

「ハハハ…ごめんねランボ、今は遊んであげられないんだ。

良い子にしてお外で待っていてくれたらいっぱい遊んであげるよ?」

「本当に?」

首を傾げるランボに私は頷く。

「うん。なんならご褒美にぶどう飴も付くよ?」

「!! ランボさん、良い子で外で待ってるもんね!」

ランボの言葉に私は頷く。

「イーピンも一緒にね」

「分かったもんね! 行くぞ! イーピン!」

駆け出すランボにイーピンは言う。

「ランボ待つ! 斗真さんありがとう」

イーピンは礼をするとランボの後を追って外へ出た。

「さっきのチビらは空季の?」

クラスメイトの問に私は話す。

「まぁな…預かってる子たちなんだけど親が居なくなったからここに来たんだと思う。いつもちゃんと言い聞かせたから大丈夫なはずだよ」

微笑む斗真にクラスメイトも保護者たちも何故か納得していた。

「静かに! 授業再開するぞ!」

その後は無事に授業参観は終わりました。
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