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その哀しき運命(さだめ)を少しでも変えたくて

第18章 標的14「秘密の修行と授業参観 来る!!」


怒鳴るオレにリボーンは言った。

「オレが居ないからって斗真に手を出してんじゃねぇぞバカツナ」

「はあ!?何意味分かんない事を言うんだよ! 斗真は男子なんだから出す訳ないだろ!?」

怒るオレにリボーンは斗真を見て言った。

「修行の方はどうだ? 斗真」

「無視するな!? (怒)」

ツッコミむツナを他所に私は言った。

「順調だよ。僕はリボーンみたいに無理難題はやりたくないからね。ツナに合わせてやるのも教師の基本だからさ」

「……斗真」

瞳を揺らすオレに斗真は微笑むと話す。

「ハハハ…でもそろそろ修行Lvを上げてくから喚いても続けるから覚悟しておけよ♪ ツナ」

「え!? っな!? ちょ!?」

オレはその言葉に驚愕する。

「じゃあな、ちゃおちゃお〜♪」

そう言って斗真は家に帰った。

何も言えなかったオレ。

リボーンは言った。

「斗真がわざわざ家庭教してんだ。頑張れよ。バカツナ」

「うぅ〜…」

リボーンの言葉が正論過ぎてオレは呻くしかなかった。


家に帰った私はお風呂に入って部屋に戻る。

携帯の点滅に気付いて見ると希里からだった。

[六道たちがこっちで動き始めた。そっちに向かうのも時間の問題だから…十分気を付けてくれ。

希里]

「……」

私は瞳を揺らすとメールの返事をして眠りに就く。


そして、授業参観の日。

皆の親が後方で見守る中、授業が始まる。

先生は保護者にボケを見せて場を和ませながらひとりひとりに問題を当てるつもりらしい。

緊張しているのが目に分かるツナに私はツナにボソッと言った。
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